<何かをやりはじめなければ、何の意味もないんだから。カーリング女子日本代表チームの実話>
高校最後の夏休み、将来を考える時期に、何も考えられない和子。ふとカーリングに興味をもち、同級生たちとチーム結成をする。その名も「シムソンズ」。日々の練習の末、カーリングは遊びではなく、世界を目指すことを誓い合う競技になる。
トリノ五輪もさまざまな感動を残して閉会しました。
日本選手のメダルは、1つのみでしたが、スポーツのもつ感動は伝わってきましたね。
選手の4年間の努力がこのスポーツの祭典にあります。選手のみなさん、お疲れ様でした。
そんなオリンピックのわたしの注目度NO.1は「カーリング女子」でした。
チームの主軸、小野寺さんをはじめ、3人は北海道常呂町出身。常呂町はカーリングの町で人口の5分の1が競技しているという。
経済的な理由もあり、青森のチームで頑張っている。
そんな小野寺さんも出場した、前回ソルトレーク五輪のチーム「シムソンズ」をテーマにした映画も公開されています。
応援していたのですが…、残念ながら予選リーグで敗退してしまいましたね。
しかし大健闘です。強豪国を破り、日本チームのレベルの高さを見せてくれました。またカーリングというスポーツの奥深さにも見せられました。
この本は映画の原作本でもあります。
映画の方はトリノ五輪の活躍で、人気を集め、動員数を着実に増やしているとか。わたしも見に行きたいのだが。まさに映画本。
映像の方がより感動は伝わるのではないでしょうか。もう少し競技の場面があれば良かったと思うのです。
4人の高校生がカーリングというスポーツを通じ、友情と結束と将来を賭けていく。そんなスポーツの全てが入っている本でした。
それにしても常呂町に行って見たい。
森谷 雄著ポプラ社 (2005.12)ISBN : 4591089762価格 : ¥1,260通常24時間以内に発送します。