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いやー、強烈に面白くて、ページを繰る手が止まりませんでした。まさにノンストップの面白さ。
止められなくて、寝不足になってしまいました。

この作品への思いは何とも複雑で、エリンと王獣リランとの、心を通わせるシーンに、まず泣きます。
誰も見たことのない野生の王獣を飼いならせていく、エリンですが、そこには親としてエリンを見ていたと思ったいたのですが、突然、凶暴な姿を見せます。そこが、またショックで。エリンも読み手も、ショックを受けるのですね。
音無笛を用い、リランを操ることを決意したエリン。そこには、人という生き物が王獣を支配することの難しさが描かれています。
もちろん、それだけではありません。

リョザ神王国の複雑な政治情勢は、必然的にエリンを巻き込んでいきます。何ものかが闘蛇を用いて、真王を襲撃するシーンは迫力満点。そこに、闘蛇が天敵としている、王獣が現れるシーンは爽であるとともに、獣と獣だけが感じる関係があります。そこには人間が決して介在することができないもの。弱肉強食という掟があるのですね。

政治の道具として、エリンは巻き込まれていきますが、リョザ神王国がなぜ、「王獣規範」で王獣を縛っていくのか、その秘密が最後に明らかにされます。そこにはこの国の不幸な成り立ちが隠されているのです。それは、まさに人間が人間を支配することが描かれているのです。そして、壮絶なラストへ繋がっていきます。
エリンとリランは心を通わせるのか。それとも獣の姿を見せるのか。

「王獣規範」では決してやってはいけない信じあう獣と人間。本当に最後まで、それができるのかとドキドキして読ませます。ラストに涙したのは、わたしだけかな。

凄い物語を読みました。しかし、嬉しいことに著者自身はもう書く気がなかったというこの物語の続編が出されていること。エリンとリョザ神王国のその後が描かれています。
読者が後押しした作品とも言えるでしょうね。
いや、とんでもなく凄い!

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