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オンライン書店ビーケーワン:夜市

<夜市に行けば何でも買える>

高校の同級生裕司に誘われ、いずみは夜市に出かける事に。そこはとても不思議な市場だった。裕司から夜市に来た目的を打ち明けられる。幼い頃、夜市で野球の才能の器を買うために弟を売ったというのだ。

表題作「夜市」このストーリーでぐいぐい物語に引き込まれていきます。幼い頃、遭遇した夜市。夜市は何かを買わなければけして出ることができないのです。
野球の才能を買うことにした裕司は、あろうことか弟を売ってしまうのです。誰からの記憶からも消された弟の記憶は、裕司だけが幼い頃に残した最大の傷だったのです。
夜市が出てくる雰囲気を知りつつ、いずみを誘って夜市に出かけるのですが…。
ここでいずみの存在と何のために同行するのかがじわりじわりと、恐怖を呼び起こします。
そう夜市は欲しいものが何でも買えるところなのです。

そして、今度、裕司が訪れた夜市で一番欲しいものといえば、はっきり書きますが、「弟」だったのです。そしてその弟を買うために、売るものは。いやー、もう書けません。
なにより、読ませるのは、夜市に残してきた弟のその後なんですよ。
二人の人生が奇妙な形で交わったとき、悲しすぎる結末が待っています。いいですよ、この作品。ホラーでありながら切なく、恐怖も感じ、話も引き込まれます。ホラーでありながら、直木賞候補作になったのもうなずけます。

もう1作「風の古道」も面白い作品ではあるが、「夜市」があまりにも面白いため、少し弱い感があるにしても、まずまず、面白い。夜市の話も出ており、次の作品の予告ともいえる挿話も入っていきます。ひょっとして、リンクさせるつもりなのか。この作品も意外な結末が待っています。

予想外の面白さ。ホラーは敬遠という方も、そんなに怖くはないホラーです。むしろ、人間の心が一番怖いと思えるホラーですので、この夏ぜひ読んで欲しいと思います。
【43冊目/角川書店/たらーったらーったらーっ

<手に入れるために失うもの。第12回ホラー小説大賞受賞作(7月12日)>
このところ、忙しさもあって、全く本を読めず、まさに「つんどくの日々」の状態です。
そんな中、つんどく本の記事にトラックバックしてくださる、ぱんどらさんやjuzjiさんをはじめみなさんに感謝しています。必ず優先して読ませていただき、いつか、トラックバックしますので末長く、待っていて下さい。

さてこの本も図書館予約して回ってきた作品です。
この作品のあらすじを読んでゾクゾクしてきます。夜市に行けば、何でも買える。弟と引き換えに野球の才能を買った男が弟を取戻すため、引き換えに手渡すものは?
これはホラーの名作「猿の手」ではないか。
読めない現状で、当分、オススメとして日々書いていきますね。

【この作品を読まれているブロガーさん】
ついてる日記
本を読む女。改訂版
まったり読書日記
かみさまの贈り物
ナナメモ
本のある生活
+ ChiekoaLibrary +
読むなび!(裏)

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Comment
TBありがとうございました。
「風の古道」の永久放浪者という設定にすっかりやられてしまいました。
同じ世界観で、また違う話を書いて欲しいなぁと思っています。
次回作が非常に楽しみな作家の一人です。
>エビノートさん
おはようございます。
「風の古道」って、壮大な物語だったですよね。続編もできそうな。
永久放浪者しびれますねー。
みなさんの書評読んでいると、「風の古道」の評価が高いですねー。
あの世界観がとってもいいですよね。「古道で立派に生きれば道を飾るl立派な木になれる」、
次回作が待たれる作家さんです。
  • よし
  • 2006/07/29 07:12
よしさん、おはようございます。

何かを買わなければ元の世界に戻れない「夜市」
そこに迷い込んでしまったらいったい私は何を買えばいいんだろう?と悩みました。

次作楽しみですよね。
>ななさん
こんにちは。暑いですねー。
何を買いますかねー。スポーツの才能、知力、学力。
払うものはないですけど。
  • よし
  • 2006/07/29 13:05
こんばんわ。
やっぱり、良かったですよね『夜市』!『夜市』っていう怖いながらも、夢がある設定がとってもいいですね!この手の幻想的かつ、ぐいぐい引き込まれて、なおかつ、オチもいい物語は久しぶりに出会いました!この著者の次回作はかなり期待して待っています!
  • KORO
  • 2006/07/29 22:36
こんばんは。
この作品は、よかったですよね。未だに、その雰囲気が忘れられません。
夜市、風の古道、共に、本当に、自分が迷いこんでしまったような感じでした。
よしさん同様、直木賞候補にあがったのもわからないでもないです。
  • ゆう
  • 2006/07/29 22:52
>KOROさん
おはようございます。
そうそう、ぴったりはまったって感じで、懐かしく、怖い物語でしたね。
次作も期待ですね。

>ゆうさん
おはようございます。
ストーリーが上手いんですね。文章は新人なので荒い感はありましたけど。ホラーも読みたいけど、ホラー以外にも書いて欲しい気もします。
  • よし
  • 2006/07/30 07:11
ホラーでありながら、ノスタルジックな雰囲気があって、
こういう世界は大好きです。
私は「風の古道」の方が好きでした♪
この辺田舎なんで、どこかに入り口がありそうで・・。
  • june
  • 2006/07/30 21:38
>juneさん
こんばんは。
本当にノスタルジックでしたねー。
「風の古道」はどこかに、こんな抜け道があるのだと子どものころ、おもっていましたねー。


  • よし
  • 2006/07/30 21:58





   
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