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オンライン書店ビーケーワン:ダイブ!! 下

<重要なのは今、自分がここにいること>

3章は予想通り、要一の章でしたね。オリンピックの代表に選ばれるんですが…、な、なんと、返上してしまいます。日本水泳連盟の策略、つまり要一を広告塔にしたいとする連盟。そんなやり方に要一は悩んだ末に出した結論は代表選手を返上。
そして、実力で代表を選考するよう直談判するんです。

それも、なぜか認められて白紙に。代表選手は選考会で600点以上の選手で決めるということに変更されます。
そして、その選考会に向け、要一のSSスペシャル'99、飛沫のスワンダイブ、知季の四回半、それぞれの決め技を極めていきます。
いよいよ、代表を決定する選考会が始まるのですが…。
4章は競技会のシーンだけで終わると思っていたのですが、見事に裏切られます。

三人の周囲の家族や恋人やコーチ、それぞれの視点から選考会は進んでいきます。そして結果は…。
意外にも、こんなところにもピンキー山田が…。はおいしいところをさらっていきましたねー。
こんなところの脇の使い方もうますぎです。

本当に最後まで読み進めるのが惜しくて、もったいない。そして、結果が早く読みたい。
それぞれの最後の飛び込みに興奮し、感動してしまいました。いいシーンが目白押しです。すべての役がピタッとはまる。上手すぎますよ、森さん。

いやはやすごい小説でした。もちろん、満点評価。少年たちの飛び込みに青春をかけた姿と、このスポーツの奥深さをこんなに激しく伝える小説はめったにない。単なる飛び込みに終わっていないところが実にいいんです。
これぞスポーツ、青春、友情小説の傑作です。今年はこの作品を読むためにあったとわたしは思います。もっと早くこの本を読んでいれば…、そんな悔いの残る作品でもありまし
た。
【角川文庫/水泳水泳水泳水泳水泳

オンライン書店ビーケーワン:ダイブ!! 上

<私たちがめざすものは、オリンピックよ>

天才的ダイバー要一、才能はあるのだが何の気なしにダイブをしている知季が入っているダイビングクラブは存続の危機に。そんな時、やって来たのは女コーチ、麻木夏陽子。彼女はクラブの存続を賭け、このクラブからオリンピックの選手を出すために来たのだ。さらに青森から、そのダイブに魅せられたという飛沫という少年を連れてくる。3人を軸にオリンピックの出場を賭けた闘いが始まった。

いやー、面白い。あっという間のひと時でした。こんなにも、この作品にのめりこむなんて。森さんの力量は知っていたはずなのですが、まんまとはまったという感じです。本当に上手い。

ページを開いた瞬間、「少年はその一瞬を待っていた」。うーん、しびれるなー、何が始まるのだろうと思いきや、知季の後悔が始まる。何でこんなところまで来てしまったのだろうと、飛び込み台の上で後悔しているんですよね。あれ?何、このギャップ?これこそ、森さんが意図していたことなんですよね。全く違うタイプの知季、要一、飛沫を描く事によって「飛び込み」というスポーツの奥深さを伝えようとしているんですね。

高さ10メートルからの飛翔。
時速60キロの急降下。
わずか1.4秒の空中演技。
この3行に飛び込み(ダイブ)が凝縮されています。そんな過酷ともいえるダイブに挑戦する少年とさらにオリンピックという夢、そしてダイビングスクールの存続、祖父の夢に挑む女コーチなど、盛りだくさんで話は進んでいきます。

わたしは、知季の章が好きです。隠れた才能を持ったまま、何の気なしにダイブをしている少年がコーチによって、その才能を開花させていくのが、何といってもスポ根ものの王道ではないですか。
もちろん、少年たちの挫折もあり、友情もあり、確執もありです。
そして、技を決めるシーン、競技会のシーンに固唾を飲んで、読んでしまうんですよね。
挫折から立ち直っていく少年たちのシーンを読んでください。鳥肌ものです。
それから、昔の祖父のビデオを見る飛沫のシーンでは涙。
本当に、なんて面白いんだろう。

さて、この作品は下巻があります。この話はどこに収束していくのか。オリンピックは?
上手すぎる森さんの事だから、まんまと騙されるんだろうなー。
評価は下巻を読んでからにします。(下巻に続く)

<ダイビングに賭ける青春。買っちゃいました>【9月9日】
ざれこさんの「本を読む女。改訂版」で紹介されていて、ずっと気になった作品の文庫本を買っちゃいました。ざれこさんによると「風に舞いあがるビニールシート」よりもこちらの方が上ではないかとのこと。熱くオススメされています。
子どもだけに読ませておくのはもったいないとのこと。
この作品も名作との噂。
さて、今から読みます。楽しみな作品です。

<中学入試に出てくる作家第2位>【6月18日】
5月7日の記事で、「日曜日の夕刊」が中学入試に出てくる作家第1位は重松さんと紹介しました。
第2位はこの作家さんです。森絵都さん。
先ごろ新作もでたようです。本当に味わいのある作家さんです。
この作品はジャンルは児童文学なのでしょうけど、傑作といわれている作品です。その作品が入試に出てくるなんて、嬉しくなってしまいます。
読まなくてはと思っているのですが、なかなかたどり着けない作品です。

オンライン書店ビーケーワン:風に舞いあがるビニールシート

<不器用に、頑なに、懸命に生きる姿が感動を呼ぶ>

第135回直木賞受賞作品です。この作品を読んだ人のほとんどの人が、その上手さに感心すると思います。
不器用だけれども、頑なに、懸命に生きる。世の中には様々な人が、懸命に生きています。わたしはどうか…。懸命とはいえないが頑なには生きているなー。そんな、あなたやわたしが読むとこの作品で、さらに頑張ろうと思えます。

「器を探して」…ケーキ職人の秘書の話。才能豊かなケーキ職についたものの、わがままで嫉妬深い先生に愛想を尽かしつつ、離れられない弥生。
「犬の散歩」…捨て犬保護のボランティアの恵利子。その餌代のためにはスナックのホステスまでして、里親探しに奔走する。
「守護神」…レポートの代筆をするというニシナミユキ。祐介は代筆を依頼するが、あえなく断られる事になるが…。
「鐘の音」…仏像修復師の本島。人の付き合いとまじめさがあり、師匠からも突き放されている。そんな彼が25年ぶりに訪れた場所は。
「ジェネレーションX」…苦情のお詫びにと一緒に回る事になったのは、新人類、石津。携帯で連絡しているのは、10年ぶりに約束しているある計画の事だった。
「風に舞いあがるビニールシート」…国連の難民救済に奔走するエド。そんなエドに魅かれ結婚した、里佳。難民救済の最中、非業の死を遂げるエドに里佳は立ち直れない。

という、6話があります。
わたしが好きなのは、「守護神」「ジェネレーションX」「風に舞いあがるビニールシート」。
「守護神」の強がりで、良いカッコしてレポートを依頼するが、人一倍信頼され、頑張ればできるという祐介の本質を見抜く、ニシナミユキ。自分でもきづいているんですよね、祐介自身も。
「ジェネレーションX」は世代を超えて、携帯電話のやり取りから野球の試合を成立させるための必死になる青年との交流を描きます。こ、これは、重松清ではないですか。切なくて、最後はほっと安心させられ、和む結末です。人間捨てたものではないと思うお話です。
そして表題作「風に舞いあがるビニールシート」。はっきりいって、エドのひたむきな気持ちには惹かれるが好きではないです。言葉の端々に「難民が置かれている状況の中で、ぬくぬくと生きていること」の罪悪感。体験している人たちにしか、分からない事かもしれません。それなら里佳を巻き込むこともしないで欲しかった。
でも、不満と思いつつ、エドのそういう一途な気持ちに魅かれていることがわかった、里佳が立ち直ってゆく姿に感動します。

どの話もひたむきに、生きる姿を淡々と書かれています。静かに温かく見つめる作者の目線。みんな懸命に生きている。そう、自分も懸命に生きよう、いや生きているのだ。だから、人生楽しく面白い。そんな気にさせられる、作品です。
うまいです。上手すぎる作品に仕上がりました。今や風格のベストセラー作家、森絵都さん。
今後の作品にも目が離せません。
静かな感動をいただきました。
【47冊目/文藝春秋/拍手拍手拍手拍手拍手

<購入した後、サイン本が店頭に悲しい(8月10日)>
内容(「BOOK」データベースより)
愛しぬくことも愛されぬくこともできなかった日々を、今日も思っている。大切な何かのために懸命に生きる人たちの、6つの物語。


すでに読了した本なのですが、今日、書店に行ってみると、な、なんとサイン本が店頭に。作品があまりにも良かったために、ぜひぜひサイン本が欲しかった。
しかし、生活苦のため買う余力はなく、あきらめる事にしました。
本を買うタイミングも難しいものです。
評判の作品は早く読みたいし。何とも悲しい日でした。

<直木賞の本命中の本命が見事受賞。オススメします(7月17日)>
第135回直木賞を見事、受賞。
わたしはなんとなく予想していましたが、見事的中しました。
そんな中、現在購入して読んでいますが、これがいい。
読了後に詳しくは感想を載せますが、自分の道を貫き通す主人公達の6つの人生のお話です。どの短編も精度が高く、すごくいいんです。もう少しですが、早くもオススメします。

<わたしは未読だけど、直木賞最有力候補だと思う(7月4日)>
ビーケーワンさんのポイントで買った本がこの本です。
各書評で相当いいみたいですので、楽しみです。
直木賞候補作になっていますが、わたしはこれまでの作品を読んでみて、大本命だと思うのですが、どうでしょう。
森さんは、すでに実力派だと思います。とって欲しい作家さんです。

【こんなにブロガーさんも取り上げています】
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