- 2014.01.17 Friday
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「退出ゲーム」の続編です。
ハルタとチカは弱小吹奏楽部。目指すは吹奏楽の甲子園、普門館。日々、練習を積み重ねるハルタとチカの周りで起こる、可笑しな面々と日常の謎を解いていきます。
おみごと!前作「退出ゲーム」で驚かされ、満を持しての第2弾なのですが、期待を裏切らない面白さだったですね。ミステリーの部分は少し落ちたような気もしますが、それでも青春度はさらにアップ。青春小説と読めば、かなり面白いです。
相変わらず、この高校の面々はおかしい奴が多すぎる。逃げ回っている地学研究会の部長、初恋研究会代表など、またまた変人キャラが増えていきます。増えていくのは変人キャラだけではなく、吹奏楽部の面々も事件を通して、集まっていきます。パートも確立しつつ、いよいよ普門館への挑戦が始まります。
そんな中で、起こる日常の謎。
プロを目指す天才少女、片瀬は音楽室で探したものとは…「スプリングラフィー」。
地学研究会は予算を放棄して、行っている活動とは…「周波数は77.4MHz」。
名門、藤が咲高校では、1週間ごとにクラス替えが行われていた。その真相とは。…「アスモデウスの視線」
片瀬の伯母、直子が依頼したのは、あろうことか初恋研究会。伯母の初恋の相手とは?…「初恋ソムリエ」
わたしは、何と言っても「アスモデウスの視線」が好きです。これは、印象に残る作品でした。何せハルタとチカは潜入捜査までしてしまうし。人間の悪意に嫌悪させられますが、優しさに触れて安心させられる、そんなお話です。
ますます、リーダーシップと音楽の腕を上げていくチカ。次はどんな成長を見せてくれるのでしょうか。そして、恋の行方も気になります。草壁先生の過去も説明してもらわなければならないし。
第3弾希望します。