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JUGEMテーマ:読書

 OL、母親、料理家、看護婦など、人々の日常の一部分を切り取り、「旅」をモチーフにした短編集。
12の短編の中に、きっとあなたや私もいる。

胸にしみ入ってくる作品ですね。短編のどこかに、昔、感じた思いや体験がひも解かれてきます。懐かしい顔も浮かんできます。いったい今どうしているのだろう。そう感じてくる作品集です。

宮下さんの繊細で、何と言うのだろう、五感を刺激されるような心地よい文章が癖になりますね。たとえば「昔聞いた雑音混じりのラジオ」「秋刀魚を焼く煙と匂い」「うぐいすの囀り」など、この作者ならではの感性と文章の表現力が何ともいいです。

また「旅」の雑誌に掲載されたこともあり、「旅」がモチーフにもなっています。田舎のあの街や、遥か彼方の知らない町など、旅したいなーと感じる作品集です。
作品自体のつながりもあるので、連作の短編集と読んでみるのも面白いです。あれ、ここつながっているなんて、後から探してしまいます。

「スコーレNo.4」以来、長いこと待たされましたが、これだけ充実していれば、待ったかいがあったというものです。
一つひとつの話を、もう1回読みたくなりますね。決して、大きな感動が押し寄せる話ではないんですが、しみじみと胸に来るんですよ

好きな話は「アンデスの声」「白い足袋」。
あまりに短編なので、あらすじを書くことはしませんが、「アンデスの声」のラストから、懐かしさが押し寄せてきました。
「白い足袋」は友人への思いと、主人公の一生懸命さが共感を持てます。
きっとどこかにあった日常。そして、瑞々しい感性から引き出された文章から、現実の私たちの生活が引き出されます。
いい作品ですので、ぜひぜひ。

生きてるうちに、言えればよかったのだけど…。悲しいお別れをやさしく見守ってくれる、葬儀屋さんたち。町の葬儀屋「セレモニー黒真珠」を舞台に、アラサー女子・笹島、メガネ男子・木崎、謎の新人女子・妹尾が織り成す、ドラマティック+ハートウォーミングストーリー。『花宵道中』宮木あや子流ラブコメは、スッキリ笑えてじんわり泣ける!葬儀屋を舞台に男女3人の仕事と恋愛を描く連作短編集。宮木あや子流ラブコメは、泣けるラブコメ。【メディアファクトリーHPより】

全編通して読んだのは初めての作家さんでした。「花宵道中」は訳あり、途中やめ。意外や意外(失礼)!面白かったです。葬儀屋が舞台というお話は今までなかったですよね。それが、まず斬新なんです。

さらに際立っているのが、登場するキャラの立ち方ですね。21歳の新人派遣社員妹尾、いちおうまだ20代なのに40代にもまちがわれるほどシッカリしすぎな29歳女性・笹島。葬儀屋が好きだからという理由で仕事を決めた26歳・木崎。この3人を中心にした話なんですが、これが結構面白いんです。

それぞれに、謎を秘めつつ、「死」という人間の最後に立ち会う人たちの、カッコよさとおかしさ。決して、ビジネスだけではなく、このセレモニー黒真珠の面々は、真摯に向き合っているんですね。それぞれが、最愛の人との別れや、元カレの妻の葬儀を仕切ったりするなど、互いが悲しい別れを経験したりして。 さらには、現代の葬儀事情も分かるんですね。正当葬儀屋を語る巧妙な詐欺の手口などですね。葬儀という儀式は厳かで断れないというところを、巧妙についてくるんです。参考にしなくっちゃ。
 
話の中では、泣けましたね。21歳の妹尾の話もそうですが、キャラ的に好きなのは笹島さんですね。この笹島さんが豪快で仕事には、誇りを持ってて、そして、かっこいいんですよ。木崎も惚れますね。そんな笹島を見る木崎が切ないし、おかしいんです。結局いい仲になっていくんですが、もう少しそのあたりが読みたい気がします。

最後のお話が一番好きですね。河原で吹くトランペットは初恋の彼に贈る「別れの曲」。切なく、けれどきちっと死に向き合い、彼の分まで生きて頑張るという決意が伝わってきます。そういう仕事に携わる「黒真珠セレモニー」の面々がかっこいいんですよね。
面白いです。ぜひ、続編を期待したいです。

オンライン書店ビーケーワン:シャドウ

<Who’s the shadow?>

我茂凰介の母は癌でこの世を去り、父の洋一郎と二人で暮らすことに。父の親友であり、家族ぐるみの付き合いの水城家。幼馴染の少女、亜紀。亜紀の母もその直後、自殺。そして亜紀も交通事故。そして、父、洋一郎までも…。

2006年このミス第3位の作品です。
さすがにすごい。あっという間の一気読みの作品でした。
小学5年生の凰介を襲う次から次への不幸の連続。あることに遭遇すると目の前に現われる、光景の謎など、次第に物語に引き込まれていきます。
そして、随所に伏線を張り巡らせて、読者をあっといわせる事、間違いなしの作品です。

我茂家、水城家の誰もがそれぞれの苦しみや謎を抱え、その謎を幼い凰介が解いていきます。しかし、それは子供心にはあまりにもつらい結末です。はっきりいって、読むのもすごく辛い作品です。どうでも、道尾さんはホラーを書いてきた人なので、その傾向が強いのかも。しかし、ある意味、ホラー色、特に心理ホラーという部分がこの作品のミソ。
洋一郎も親友水城家も精神科医という仕事なんです。
しかも誰もが病んでいる。
「いったい狂っていないのは誰なんだ?」と思うんですね。
それぞれが、苦しい思いを抱えているんです。もちろん、亜紀も。凰介すらフラッシュバックするという兆候がある。

そして、事実にあ然とします。中盤で驚かされます。これでは凰介が可哀想過ぎるではないか。しかし、ラストですべての謎がわかった時、一筋の明かりが見えるんです。その結果が、決して良いとは思えませんが、凰介には幸せになってほしいと願うんです。

「シャドウ」とは精神の病気に現われる兆候だそうです。自分を他の誰かに投影してしまう事。つまり、他の誰かになってしまうんですね。その他にもそういった、精神の病気が出てきます。
「では本当に狂っているのは一体誰なのか?」
それは、この作品を読んでのお楽しみです。

あとひとつ、余談ですが、この作品に出てくる宮沢賢治「よだかの星」はわたしにとっても、思い入れのある作品だったので、すごく感情移入できました。読書感想文で入賞したんです。凰介の母もよだかのように、天上に輝く星となって、凰介の中に生き続けていくんですね。がんばれよ、凰介と応援したくなります。

超一級のミステリーです。
「一人の作家がブレイクする瞬間に立ち会う幸せ」と、どこかの書評家が言っていましたが、わたしもそういう幸せな気分でした。一人の作家のブレイクする作品に出会えたのですから。この作品は紛れもなく、道尾さんのブレイク作。次の作品が楽しみになってきました。
【東京創元社ミステリフロンティア/人影人影人影人影




オンライン書店ビーケーワン:バスジャック

<何とも奇妙で不思議な味。堂々の三崎ワールド>

前作の「となり町戦争」では日常の中にある日、突然、非日常の戦争が飛び込んでくるという設定で読者を驚かせてくれました。その作者が織り成す、何とも奇妙で不思議な短編集。

仕事から帰ると、二階扉をつけて欲しいという奇妙な依頼があるが、何のための二階扉かが分からない…「二階扉をつけてください」
「今、バスジャックがブームである」という言葉から始まる…「バスジャック」
動物を完全に演じる奇妙な職業の日野原。動物園での仕事を受けたものの…「動物園」
お母さんが突然いなくなり、見つけて着いたところは、全く人形としか思えないものを車椅子で押す人たちが集まるホームだった…「送りの夏」
この4編が特に秀逸です。その間にある短編、長短編たちがとってもほっとさせてくれます。特に「しあわせな光」は超短編ではあるけれど、とっても幸せな気持ちにさせてくれます。

この作者の持ち味なんだろうけど、本当に怖いです。「二階扉をつけてください」のラストに寒気がしてきます。平然とした顔で人形を押している「送りの夏」でのホームの人たち。こちらは心理的に怖い。
そして、とにかくブラック要素がたっぷり詰め込まれています。「バスジャック」をゲームにしてしまうなんて。ちょっとやりすぎだとは思うんですが、それを敢えて書く作者はすごい。現在の動物園事情を網羅した「動物園」。

そして、悲しい。「しあわせな光」「二人の記憶」、そして生と死について考えさせられる「送りの夏」が、とても切ないんです。
この作品集を読んでいて、星新一さんや阿刀田高さん、筒井康隆さんと重ねてしまうのはわたしだけでしょうか。

ホラー、ユーモア、パロディととっても多彩な三崎さんに脱帽です。そして文章にスピード感を感じさせてくれますので、すぐに入り込んで楽しめた作品でした。
三崎亜記さんは今後も注目する作家さんです。
【集英社/バスバスバス

【11月4日】
図書館本です。本当に遅ればせながら入手。現在読んでいる本です。
「となり町戦争」も奇妙な味だったのですが、これも本当に奇妙な味。こういう手の作品は少し苦手なんですが、この作家は読んでしまうなー。それだけうまいと思いますよ。
結構、癖になりそうな作家です。

オンライン書店ビーケーワン:星々の舟

<星々は家という舟に乗って、流れてゆく>

読書を続けていると、時に心震わす作品に出会う事があります。たまたま偶然なことが多いのですけども。この作品は、わたしにとって、冒頭から、まさに心震わす作品でした。

水島工務店の主、重之。その妻志津子は、くも膜下出血で他界する。子どもは4人。先妻との子、長男貢、次男暁、連れ子の沙恵、そして、末っ子の美希。そして水島家の雰囲気が大好きな姪の頼子。それぞれの物語が志津子の死とともに動き出す。

この作品は、連作短編集なんです。水島家のそれぞれの物語なのです。しかし、そこは連作短編集なので、ちゃんと繋がっています。
それぞれが、恋愛や家族、生活、友人、そして、過去に縛られ傷つきながら生きているんです。一つひとつの話が、とても痛くて切ない。冒頭の暁の話、沙恵の物語などは、本当に胸が痛くなるんですね。
しかし、これだけではないところが、この作品のすごさです。
長男貢、その子頼子の物語を配したところに、成功の鍵があると思います。これだけでもいい作品なんですけど、すごいのは、重之の物語を置いた事だとわたしは思います。

戦争という重い過去を引きずりながら、それを語ろうとする重之。もう涙なくしては読めない。あの重之はこういう体験をしていたのか…。それから、嫌な人物だと思っていた重之の見方が変わってくるから不思議。

恋愛、友情、そして戦争。いろんなテーマを取り入れながら、きっちり家族小説に収めていくこの手腕が、すごいんですよ。さすが直木賞受賞作。

さまざまに評価は分かれると思います。わたしにはピッタリはまった作品です。
星のようにバラバラでいながら、家族という舟に乗って水島家は生きていきます。その舟にあなたも乗ってみませんか。
心震わす名作だとわたしは断言します。
【文春文庫星星星星星

オンライン書店ビーケーワン:太陽がイッパイいっぱい

<見上げれば、太陽が。太陽が何とかしてくれる>

話題の三羽さんのデビュー作を読みました。いいですねー、文章が面白い。デビュー作にしてうまいんです。これはコンプリートしなくてはいけない作家さんです。

大学生のイズミは、彼女のために肉体労働をすることに。引き抜かれたのは「マルショウ解体」。彼女とは別れてしまうが、肉体労働の魅力、それは仕事を終わって飲みビールがうまかったこと。おかしなマルショウ解体の面々とイズミの成長をコミカルに描く。

本当にこのマルショウ解体のなんと個性豊かな面々。マッチョで丸坊主、身長は185センチ、体重は90キロの巨漢カン。いい男なんだけど、女性にはなぜか奥手のクドウ。サラリーマンをリストラでやめて、肉体労働の世界に身を投じるハカセなどなど。
実ににぎにぎしく、けたたましく、汗くさい物語です。
本当に大笑いするんですが、ちゃんとしんみりさせ、最後は清々しい小説です。

そんな彼らが草野球チーム「マルショウスパイダース」にも入っている。ピッチャーはカン。これがまた可笑しい。連戦連敗チームのエースはカン。ノーコンピッチャーなんですね。

そしてカンの恋人ミヤコが襲われその復讐を誓い、殴り込みをかける、マルショウの面々。カンのために、連絡をとりあい、たどり着いたハラケンとの対決。これはジーンと来ます。うまいです。

そして、イズミのこうした日々も長くは続きません。引き抜かれるんです。
カンはいいます。「したたかにな行かなアカン」
つまり「人間関係や楽しいだの楽しくないだのというコトは、うまい飯を喰う、いい暮らしをする、という現実の前にはどうでもいいコトだ」とイズミは感じます。自分が今までこの「マルショウ解体」で働いていた事は実に甘いコトだった事を、痛感します。そしてやめる決意をします。

本当に可笑しく切なく、清々しい青春小説です。いろんな場面がちゃんと後の方でも効いています。いい奴らなんですよねー。
そして、今日もマルショウ解体の1日は始まるんです。
「ご安全に!」

何てうまい作家なんだろう。何度もいいます。こんなにうまい作家はそうそういない。
きっと直木賞候補に近いうちに選ばれるでしょう。そして直木賞も取るかもしれません。それほどのエンターティメント性豊かな作家です。古い言い方だと大衆小説の新星かな。
どんどん書いてもらいたい。そんな新作が、待ち遠しい作家さんです。

さあ、ナニワのガテン系、青春小説を堪能あれ。
太陽がイッパイです。
【文春文庫/工具工具工具工具

オンライン書店ビーケーワン:天使の卵(エンジェルス・エッグ)

<手に入れると決めたら、絶対あきらめない>

19歳の予備校生の歩太は、ある日電車で、美しい女性と出会う。その人の名は春妃。やがて、春妃はあろうことかガールフレンド夏姫の姉であった。そして、父が入院している精神科医でもあった。次第に魅かれていく二人。年上の女性に恋をした、一途なラブストーリー。

村山由佳さんは、初めての作家さんです。この作品がデビュー作ということなので、楽しみに読みました。
文章が初々しく非常に読みやすい、流れるようにきれいです。春妃との出会いの描写などは本当にきれい。春妃の美しさが際立っていると思います。そして、病院での再会。

夫との悲しい過去を背負いながら、精神科医となった春妃。うつ病になった父、そして懸命に家庭を支える母。そして、母の恋人。不安定な青年の心にはカウンセリングが必要だったんです。そして、そのカウンセラーが春妃。

しかし、父の事件をきっかけに、ダメージを受けてしまうのは春妃。それを支えるのは歩太。当然といえば、当然の結果ですよね。しかし、悲しい結末が待っているんです。
この結末は、ちょっと待てよという気にもなりますが、まあ良しとしましょう。
だって、デビュー作ではありませんか。

ラストの春妃が残したもの。歩太がたった一つ持ち出そうとするものに、涙、涙です。
ストーリーもありきたりといえばありきたり。ガールフレンド夏姫がもう少し絡むのかと思いきやそうでもなく、純なラブストーリーです。しかし、この作品が読ませるのは作者の、文章力です。何度も言いますが、簡潔で美しい。無駄なものがないんです。

自分を形成したのは、家族のせいにする歩太があまり好きではなかったのですが、まあそれもストーリーで解消ですね。
どうでも続編「天使の梯子」という作品も出ているみたいなので、こちらの方も読んでみなくてはと思っています。
不満なストーリーながら、読ませる力量には脱帽の作品です。
【48冊目/集英社文庫/アートアートアート

<みずみずしい感性>(8月4日)
内容(「BOOK」データベースより)
そのひとの横顔はあまりにも清洌で、凛としたたたずまいに満ちていた。19歳の予備校生の“僕”は、8歳年上の精神科医にひと目惚れ。高校時代のガールフレンド夏姫に後ろめたい気持はあったが、“僕”の心はもう誰にも止められない―。第6回「小説すばる」新人賞受賞作品。みずみずしい感性で描かれた純愛小説として選考委員も絶賛した大型新人のデビュー作。


さて、この作品はSNSでお世話になっている、ぱすてるさんのオススメ本です。
まったくわたしにとって、未知の作者です。それもデビュー作なので、この作品で今後読むかどうかの分岐点かなー。わたしにとって、久々の恋愛小説なのでこれもまた楽しみです。これから読みます。
読まれた方のコメント、TBなどをぜひぜひお寄せください。

【この作品のコメント、TBをいただいたブロガーさん】
かみさまの贈り物
じゅずじの旦那

<何かをやりはじめなければ、何の意味もないんだから。カーリング女子日本代表チームの実話>

高校最後の夏休み、将来を考える時期に、何も考えられない和子。ふとカーリングに興味をもち、同級生たちとチーム結成をする。その名も「シムソンズ」。日々の練習の末、カーリングは遊びではなく、世界を目指すことを誓い合う競技になる。

トリノ五輪もさまざまな感動を残して閉会しました。
日本選手のメダルは、1つのみでしたが、スポーツのもつ感動は伝わってきましたね。
選手の4年間の努力がこのスポーツの祭典にあります。選手のみなさん、お疲れ様でした。

そんなオリンピックのわたしの注目度NO.1は「カーリング女子」でした。
チームの主軸、小野寺さんをはじめ、3人は北海道常呂町出身。常呂町はカーリングの町で人口の5分の1が競技しているという。
経済的な理由もあり、青森のチームで頑張っている。
そんな小野寺さんも出場した、前回ソルトレーク五輪のチーム「シムソンズ」をテーマにした映画も公開されています。
応援していたのですが…、残念ながら予選リーグで敗退してしまいましたね。
しかし大健闘です。強豪国を破り、日本チームのレベルの高さを見せてくれました。またカーリングというスポーツの奥深さにも見せられました。

この本は映画の原作本でもあります。
映画の方はトリノ五輪の活躍で、人気を集め、動員数を着実に増やしているとか。わたしも見に行きたいのだが。まさに映画本。

映像の方がより感動は伝わるのではないでしょうか。もう少し競技の場面があれば良かったと思うのです。
4人の高校生がカーリングというスポーツを通じ、友情と結束と将来を賭けていく。そんなスポーツの全てが入っている本でした。
それにしても常呂町に行って見たい。

シムソンズ
シムソンズ
posted with 簡単リンクくん at 2006. 2.15
森谷 雄著ポプラ社 (2005.12)ISBN : 4591089762価格 : ¥1,260通常24時間以内に発送します。

<日常に忍び込む戦争の恐怖、戦争とはこういうものかもしれない>

三崎亜記の「となり町戦争」を読み終えました。ひたすら怖い。感じない戦争だけど着実に戦争に巻き込まれている一人の青年。
戦争とはこういうものかもしれない。

となり町戦争
となり町戦争
posted with 簡単リンクくん at 2006. 2.13
三崎 亜記著集英社 (2005.1)ISBN : 4087747409価格 : ¥1,470通常24時間以内に発送します。

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